ダンスのプロになるための学校選びについて解説していきたいと思います。

ダンスのプロになるための学校

ダンサーを目指したいけど、どういう道に進めばいいのかわからない!学校選びはどうすればいいの?ダンサーを目指すと、そんな思いを持つことは誰にでもありますよね。
今回は、ダンスのプロになるための学校選びについて解説していきたいと思います。

ダンスのプロになるための学校というと、何が思いつくでしょうか?まず挙げられるのが、ダンススクールですね。しかし、実際に履歴書にかけるような”学校”となるとどうなるのでしょうか?

まずは、ダンスの専門学校について紹介します。

ダンスの専門学校では、音楽やエンタメ業界でのデビュー・就職を目指すための様々なコースが用意されています。ダンスだけでなく、舞台の裏方に関わるプロデューサーやマネジメント、デジタル技術を駆使するものや、海外留学を通じて海外のトップアーティストから最先端のスキルや知識を学べるものまで多岐にわたります。

ダンサーのプログラムでは、
日本のアーティストだけではなく、K-POPのアーティストなどとも共演し、在学中からプロの現場で経験を積めることが強みです。また、世界の第一線で活躍するダンサーを講師として迎え、プロダンサーとしてのスキル・姿勢・考え方を学ぶことも可能です。また、卒業生の実績も豊富なので、ダンサー、テーマパークダンサー、ミュージカルダンサー、バックダンサー、振付師、球団チアなどの先輩も多く輩出しています。学内でオーディションも開催されているので、デビューへの道は近く、絶好の機会を得られる環境になっています。

他にも、
・ヴォーカリスト・ミュージシャン

・作曲・プロデューサー

・音楽ビジネス・芸能マネージャー

・コンサートスタッフ・照明

・俳優・声優

このような分野の中から複数を選び、ダブルメジャー(二つの専門分野を掛け持ちすること)という選択肢もあります。
自分の得意分野・強み・スキル・好きなことを掛け算して自分に適したメジャーを見つけましょう!

もう一つメジャーな選択肢としてあげるなら、宝塚音楽学校があります。
校卒業程度(18歳)まであり、その間は高校に所属しながらも何度でもチャレンジすることが可能です。

実際に3回チャレンジしてやっと入学できたという人もたくさんいます。試験では、面接、歌唱、舞踊の項目があり、簡単に突破できるものではありません。ですが、宝塚音楽学校では人としての品格やマナーも重視しており、そこで学べることはその先の人生の大きな糧となることは間違いありません。

レベルの高い印象が強い宝塚音楽学校ですが、少しでも興味がある方は「どうせ無理」と決めつけずに挑戦してみてはいかがでしょうか?


また、ダンサーを目指すにも、ダンサー一本ではなく、別の仕事と両立して働きたいという方もたくさんいると思います。
そんな方は、ダンスとは違う領域の専門学校や短大、4年制大学に進みながらダンススクールに通うことをおすすめします。

短大や4年制大学でダンスを学ぶとなると、一般的な”ダンス”とはまた違い、舞台作品や芸術の分野の舞踊を学ぶことが多いでしょう。

大学の良いところは、規模が大きいのでそれだけいろいろな分野を学べる点です。様々なバックグラウンドを持つ、ダンス好きな知り合いがたくさんできます。進路選択の幅を狭めるのは少し不安だという人は、舞踊系とはまた別の学部に通い、サークルにも所属することでダンス繋がりの仲間も増やすことが可能です。

有名どころでいうと、
私立大学なら
・日本体育大学
・日本女子体育大学
・桜美林大学
・洗足学園音楽大学
・玉川大学
・日本大学
・尚美学園大学
・日本女子大学
・明治大学
・立教大学

が、舞踊も学べて舞踊系の部活が強いところとして挙げられます。

私立大学に進むメリットは、
・OB/OGが多いため就活で有利
・人数の規模が多いのでやりたいことがたくさん見つかりやすい

デメリットは、
・卒業に4年かかる(社会に出るのは最低でも22歳から)
・学費が高い(授業料だけでなく、施設費や学校の維持にかかる金額が高い)

というところが挙げられます。

国公立大学なら
・お茶の水女子大学 文教育学部 芸術・表現行動学科 舞踊教育学 (国立大学/東京都)
・新潟大学 人文学部人文学科 メディア・表現文化学 (国立大学/新潟県)
・大阪大学 文学部 芸術文化学 音楽学・演劇学専修(国立大学/大阪府)
・信州大学 人文学部 哲学・芸術論 芸術コミュニケーション分野(国立大学/長野県)
・静岡文化芸術大学 文化政策学部 芸術文化学科  (公立大学/静岡県) 
・群馬大学 (国立大学/群馬県)情報学部 人文情報プログラム

の六つしか今のところ舞台関係を大学で学べるというところはありません。

国公立大学に進むメリットは、
・学費が安い
・ネームバリューがある

デメリットは、
・卒業に4年かかる(社会に出るのは最低でも22歳から)
・入試科目が多いので難易度が高い

というものが挙げられますね。


いかがだったでしょうか?ダンスのプロを目指すためには、専門学校だけでなく大学に通いながらダンススクールに通うという方法もあります。自分の将来に合った道は何なのか深く考えて進路を選択できるようにしましょう!