未経験からダンサーを目指すには
夢をもっている方にお伝えするのは酷ですが・・・
正直ダンスを大人になってから始めてプロになるには、相当な努力やセンスが必要になります。
また、ダンス業界特有の雰囲気、しきたりになれるのにも時間がかかるかもしれません。(時にはそれが原因でダンスをやめていく人も・・・)
それを踏まえてもやはり、キラキラなステージに憧れる!人を感動させるダンサーになりたい!と思う方は、どんどん挑戦して場数を踏みましょう!
スキルは努力量と経験に比例します。子供がやみくもに体で覚えていくのに比べて、大人になると考えながらできるようになるので理解は早いでしょう。頭で理解できても実際に身体を動かすのでは思い通りにできないことも多々あるので、鏡の前で踊ったり自分で動画をとってアプリでスロー再生して何回も研究したり、とにかくからだに覚えさせましょう。
ダンスの基本である、アイソレーションと、リズムとりから基礎を身につけていくことが重要です。
アイソレーション:アイソレーションとは、日本語で「隔離する」という意味。
ダンスを踊るとき、一部分だけを体の流れから隔離させて意識的に動かすこと。腕なら腕、腰なら腰だけを、その流れから外して動かすことを言います。
リズム取り: 音楽と同じですが、ダンスでも表拍と裏拍があります。1.2.3という通常の表拍があったとしたら、その間に入る”ウン”に当たるのが裏拍です。
例)1 ウン 2 ウン 3 ウン・・・
実際に数える時は、”エン”ということが多いでしょう。(&の略)
例)ワンエンツーエンスリーエン・・・
その音に合わせて振り付けのダンスをはめられるようになると、リズム感のあるダンスになってきます。
曲によってカウントに当てはめた踊りであったり、効果音に合わせた踊りだったり、ベースの音に合わせたりなど、振付師の感性によって変わってくる部分なのでたくさん曲を聞いて感性を磨きましょう!
初めての人にとっては、うまくできずヤキモキすることも多いと思います。しかし毎日少しずつやっているうちに可動域が広がったりコツが掴めたりしてきます。他人と比べるのではなく、自分と比べるようにしましょう。初めに動画を撮っておき、後から自分の成長を見比べていくのが一番良いでしょう。そのうち新しい踊りでも自然に取り入れられるようになってきます。いわゆるダンスでの”基礎練”ですね。バスケで試合に出るために、まずドリブルやパスを練習するのと同じようなものです。
今はYouTubeでも無料で質の高いレッスンを受けられるのでおすすめです。
それから、これからどういう道でダンスを極めていくかについては、自分のなりたい姿やビジョンから逆算して考えてみましょう。
・ダンサーになってダンスの楽しさを伝えたい!
そんなあなたには、楽しさ重視のスクールに通うことをおすすめします。自分がなりたいと思うインストラクターの方とお近づきになって話を聞いてみるのも手ですね。今はジムのスタジオプログラムでダンス系のエクササイズが流行っているので、そちらに興味がある方はぜひ。
カルチャースクールなどでは個人のクラスを解説しやすい環境なので、一回話を聞いてみるのもいいですね。
・プロのダンサーになり活躍したい
個人でアーティストとして活動したい、もしくはバックダンサー志望の方はこちら。この場合はダンススクールで技術を磨き、下積みをしていくことが重要です。大会に出場し成績を上げていけば、個人で活動するのにも信頼が得られるようになってきます。また、ダンス関連の知り合いを増やすことで、新たな仕事や舞台のお誘いを受けられることもあるみたいです。
・事務所に所属してデビューを目指したい!
こちらは、事務所に所属して活動したいという方。ダンサーの技術だけでなく、アイドルやタレント、女優も目指すとなると、演技力、歌唱力、トーク力もつける必要があります。
最近は芸能オーディションも一般に開かれており、SHOWROOMやミクチャなどのライブ配信アプリでの活動が主流になってきています。
投げ銭機能と言って、視聴者がライバーに対してプレゼントやお金をあげて応援するという機能も発達してきているので、歌やダンスを披露することでお小遣いを得てみたいという人にもおすすめですね。実力だけではなく、継続力やファンに対する心遣いによって票数を稼げる仕組みになっているので、ダンス界隈だけでなく、たくさんの人に知ってもらって応援されるダンサーになりたいという人はぜひ。
いかがだったでしょうか?未経験でもダンスが上手くなるにはそれだけ練習をたくさんこなすことが重要です。最近は一つのルートだけでなく、様々な道からダンサーを目指すことが可能です。もちろん、今回紹介した以外にも自分の得意分野を生かしながら進んでいく道を切り開いていくのも新しいスタイルで良いと思います。辛いことも出てくるとは思いますが、どんな状況になっても、ダンスが好き!たのしい!という気持ちを忘れずに練習を頑張っていきましょうね!