ダンサーになるために必要な筋トレ方法をご紹介!
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ダンサーとして上達、活躍するためには、筋トレを行うことも重要です。
ダンサーに必要な筋肉をつけることができれば、よりダンスの完成度を高められるでしょう。
一方で、ダンサーに必要な筋肉や筋トレ方法を理解していなければ、正しい効果を得ることはできません。
こちらで紹介する方法を参考に、ダンサーになるために必要な筋トレをチェックしてみてください。
ダンスの上達に筋トレは必要?
そもそも、「ダンスの上達に筋トレは必要なの?」という疑問があるかもしれません。
まずはダンサーに筋トレが必要なのか不要なのかについて、以下を参考に確認してみましょう。
無理な筋トレは不要
基本的にダンスには、無理な筋トレは不要と考えられます。
ダンス練習だけでもある程度の筋肉は鍛えられるため、もともと肉体に自信がある人は本格的な筋トレは不要でしょう。
一方で、ダンスには筋肉の力が必須なので、全く筋トレをしないのも問題です。
必要な部位に必要な筋肉量を適切につけていくための筋トレを行うことが、ダンスにとっては重要となります。
筋肉量が多すぎるとダンスの邪魔になることも
いわゆるボディビルダーのような大きな筋肉をつけることは、ダンスの動きを邪魔する可能性があります。
割れている腹筋や太い腕は見た目に映えるかもしれませんが、ダンスに関して言えば不要な筋肉になるでしょう。
力強さを誇張するような筋肉ではなく、しなやかに身体を動かす柔軟な筋肉をイメージして、筋肉量を増やすことだけに集中しないように注意しましょう。
正しい筋トレをしなければ意味がない
筋トレはただ回数をこなせばいいわけではなく、正しいやり方で行わなければ意味がありません。
無理な筋トレや間違った方法の筋トレは逆効果になり、ケガの原因になることもあります。
ダンスに必要な筋肉をつけるためには、正しい筋トレ方法を確認した上で実施することがポイントです。
ダンスの練習時におすすめの筋トレ
ダンス練習のために筋肉を鍛えるのなら、以下の筋トレがおすすめされます。
基本的にダンスに必要となるのは、身体の「体幹」部分の筋肉です。
具体的には腹筋、胸、背中、腰などの胴体部分が体幹に当てはまり、これらの筋肉をバランス良く鍛えることが求められます。
以下の筋トレ方法を参考に、この体幹を鍛えてみましょう。
プランク
ダンスに必要な体幹を鍛えるには、「プランク」と呼ばれる筋トレがおすすめです。
プランクは特別な器具を必要としない筋トレ方法で、身体を伸ばせるスペースがあればどこでもはじめられます。
プランクには以下の2つの種類があり、それぞれやり方に違いがあります。
フロントプランク:腕立て伏せの姿勢で腕とつま先を使い、身体をまっすぐにキープする方法
サイドプランク:身体を横向きにして前腕とつま先の2点を使い、腰を下げないように腹筋を締めながら身体を支える方法
いずれの筋トレも体幹の鍛錬になるので、継続してダンスに必要な身体を整えていきましょう
レッグレイズ・ヒップリフト
レッグレイズやヒップリフトも、ダンスに必要な体幹を鍛える筋トレの一種となっています。
身体を仰向けにして足を伸ばし、繰り返し上下させるのがレッグレイズの基本動作です。
一方、仰向けになって膝を立てながらお尻を高く上げ、身体を一直線にキープする方法がヒップリフトとなります。
どちらの筋トレも体幹を鍛える結果につながり、テレビやスマホの動画を見ながらでも手軽にできるのが特徴です。
ドローイン
ドローインとは、腹横筋を収縮させて身体の最奥にある筋肉を動かす筋トレです。
身体の奥にある筋肉を動かすことで、同時にその前面にある筋肉にも刺激を与えられるので、全体の体幹を同時に鍛えられます。
具体的には仰向けになってから膝を曲げた状態をキープし、そのまま腹式呼吸を行ってお腹をへこませます。
へこんだ状態を10秒ほど維持してからゆっくり息を吐き、何度かそれを繰り返すだけでOKです。
ダンスの上達のために筋トレをするメリット
ダンスの上達のために筋トレを行うことには、以下のようなさまざまなメリットがあります。
動きに「キレ」が生まれる
ダンスに必要な体幹を鍛えることは、動きに「キレ」を生み出す結果につながります。
体幹がしっかりしていれば、激しい動きをしても身体がブレなくなるため、急に身体を止めたり、逆に激しく動かしたりといった緩急のあるダンスが上手くなるでしょう。
ダンスの最中に身体が無駄に動いてしまう人や、ピタッと動きを止められない人は、筋トレを行って体幹を鍛えてみるのがおすすめです。
持久力が高まる
体幹を鍛える筋トレを続けると、持久力がついて長時間のダンスにも身体がついていきやすくなります。
ダンス中に身体の動きが段々と鈍くなることに悩んでいるのなら、筋トレを行って持久力アップを目指しましょう。
ケガを回避することにもつながる
筋肉が不足していると、ダンスの動きに身体を合わせることができず、無理な姿勢になってケガをする恐れがあります。
ときには大きなケガにつながる危険もあるので、激しいダンスを踊る場合などは事前に筋トレを重ねて予防を行っておきましょう。
まとめ
ダンスに必要な筋肉を理解し、そのために必要な筋トレを日頃から実践することは、技術力や持久力の向上につながります。
この機会にダンサーだからこそやっておきたい筋トレを把握し、トレーニングの一部に取り入れてみましょう。