専門学校でダンスを学ぶ
専門学校は、基本的に卒業まで2年間です。調理、デザイン、美容、ペット、公務員試験特化型など様々なジャンルで専門的に学べることが特徴です。
その中でもダンスの専門学校では、音楽やエンタメ業界でのデビュー・就職を目指すための様々なコースが用意されています。ダンスだけでなく、舞台の裏方に関わるプロデューサーやマネジメント、デジタル技術を駆使するものや、海外留学を通じて海外のトップアーティストから最先端のスキルや知識を学べるものまで多岐にわたります。
ダンサーのプログラムでは、
日本のアーティストだけではなく、K-POPアーティストなどとも共演し、在学中からプロの現場で経験を積めることが強みです。また、世界の第一線で活躍するダンサーを講師として迎え、プロダンサーとしてのスキル・姿勢・考え方を学ぶことも可能です。また、卒業生の実績も豊富なので、ダンサー、テーマパークダンサー、ミュージカルダンサー、バックダンサー、振付師、球団チアなどの先輩も多く輩出しています。学内でオーディションも開催されているので、デビューへの道は近く、絶好の機会を得られる環境になっています。
ダンサーのコースでは、バックダンサー、テーマパークダンサー、チアダンサー、振付師、ダンス&ヴォーカリスト、ダンスインストラクター、ミュージカルダンサー、パフォーマー、JAZZダンサーなどを目指すことが可能です。
ダンスのプログラムの他にもいろいろなコースが存在するのでその例を紹介していきます。(東京スクールオブミュージック&ダンス専門学校の例)
ヴォーカリスト・ミュージシャン
このコースでは、発声の基本から音楽の理論、バンドアンサンブルまで、ヴォーカリストに必要な要素をじっくりと学べるカリキュラムです。企業プロジェクトを通じて、テレビやイベント出演から実践的に学ぶことが可能です。シンガーソングライター、ヴォーカルダンス、ネットシンガー、ヴォーカリスト、ギタリスト、ベーシスト、ドラマー、キーボーディスト、ミュージシャン、パフォーマーなどが目指せます。
作曲・プロデューサー(3年制)
このコースでは、音楽理論をはじめとする基礎から、楽曲、録音、編集、MIXまでをじっくりと学ぶことが可能です。企業プロジェクトを通して自分の作品を世に出していくことで、音楽プロデューサー、YouTuber、映像音楽作曲・編曲、PAエンジニア、レコーディングエンジニア、作曲家、ゲームミュージック制作、ミュージシャンなど目指せます。また、近年求められているセルフプロデュースの方法も包括して学べるので、演奏から配信まで全てをこなせるマルチなアーティストになりたい方にもおすすめです。
音楽ビジネス・芸能マネージャー(2年制、4年制)
このコースでは、エンターテイメント業界における総合的なマネジメントビジネスを実践的に学ぶことで、マネージャー、ファンクラブスタッフ、プロダクションスタッフ、プロデューサー、イベントプランナー、イベント制作、新人開発スタッフ、A&Rディレクター、音楽ジャーナリストなどが目指せます。
コンサートスタッフ・照明(2年制、4年制)
このコースでは、音楽テクノロジーについて学ぶことが可能です。1からコンサートや舞台を作る方法を学び、実践できるプログラムになっています。コンサート制作スタッフ、コンサートプランナー、舞台音響スタッフ、照明スタッフ、PAエンジニア、舞台監督、AD、ライブグッズ制作、音響ディレクターなどが目指せます。
俳優・声優(2年制)
このコースでは、俳優コースと声優コースに分かれ、演技力・表現力や歌唱力を学ぶことが可能です。俳優、タレント、映画俳優、ミュージカル俳優、舞台俳優、声優、アニソンアーティスト、イベントMC、ナレーターなどが目指せます。
コースはこのような感じですね。舞台・芸能に関連の深いものばかりです。
この中から複数を選び、ダブルメジャー(二つの専門分野を掛け持ちすること)という選択肢もあります。
自分の得意分野・強み・スキル・好きなことを掛け算して自分に適したメジャーを見つけましょう!
専門学校に通うメリットとしては、
・自分の興味のある分野に集中して専門的に学べること
・進路先が同じ仲間がたくさんできること
・専門的に学べるため、最短で活躍できる
・実務も交えながら学べるので、即戦力になりやすい
・一般的な”勉強”があまり好きではない人にとっては、自分の好きなことだけに集中できる時間が増える
デメリット
・途中で興味関心が変わったときに進路変更するのが難しい
・大卒と比べるとどうしても就職先の選択肢が狭まってしまう
・実習が多かったりするため学費が高い
・一般教養は自分で身につけていかないといけない
というものが挙げられます。メリットもデメリットもあるので一概に良い悪いは判断できません。十人十色で価値観も変わってきます。自分の置かれている環境や将来何をやりたいかを考慮し、選択肢を狭めずに自分の正解を見つけて進路を選択していきましょう!