ダンサーになって最もつらいこととは
ダンサーを志す上で最も大変なことと言えば不安定な生活を覚悟しなくてはならないという点でしょう。
ダンサーという職業柄、どうしても華やかなイメージが定着してしまいがちですが、現実はとてもシビアで競争も激しい世界です。
ステージ上に立って観客からの喝采を浴びている瞬間はダンサーの仕事にやりがいを感じるでしょう。しかしそこにたどり着くまでには長い時間と努力を積み重ねなくてはなりません。
ダンサーを求めるイベントやミュージカルは日本国内でも頻繁にありますが、それだけで生計を立てていくのは非常に難しく、特にプロとしてデビューしたばかりの頃は仕事を取ってくるのも一苦労といった状態になるのでダンサー以外にも掛け持ちで仕事を行いながら収入を得る必要があります。
しかしこれはダンサーとして成功を収めればパフォーマンスだけに専念できるというものではなく、現在現役で活躍している一流ダンサーでも掛け持ちで仕事をしているのが現状ですから収入の面では安定を望むのは厳しいことも視野に入れておきましょう。
ダンサーにとって怪我は致命的
ダンサーは踊りで表現する世界であるが故に、身体の管理は仕事の1つとされています。
しかしハードなパフォーマンスを強いられる場面では怪我をしたり故障をしてしまうケースも大いにあります。
怪我はダンサーとして致命的であると同時に怪我の具合によってはダンサーとして活動していくことが難しくなることも十分にあり得ますので、日頃から身体を丁寧にケアしておくこと、トレーニングを欠かさないこともダンサーとして必要不可欠です。
厳しいトレーニングにも耐える
ダンサーを志す人々はもちろんダンスが好きでプロを目指しているわけですが、やはり業界で生き残るためにはハードなレッスンにも耐えていかなくてはなりません。
上手く上達しなければ当然講師から厳しい評価を下されることになりますし、オーディションでも合格をもらうことはできません。
どれほどダンスが好きでもプロを目指す以上、その理由だけでは通用はしません。
トレーニングを重ね、努力したとしても、実力主義のダンスの世界では結果が全てですから、辛い練習にも耐えられるメンタルと向上心を持ち続けることがプロへの道に繋がるのです。